私は昔、工場の設備部門にいました。
製造している製品の回路部品がデジタルに置き換わりはじめたため、
パソコンが製造ラインに導入されました。
いまから見るととんでもなく低スペックで高価でした。
動作クロックは10MHzで価格は20万円を超えていたように記憶しています。
それからパソコンは高速化、低価格化したのですが、マザーボードがPCIになってからはI/Oボードを自社開発できず、高価な市販のボードを購入せざるをえなくなりました。
私は製造現場からは遠ざかっていましたが、何かないかとリサーチはしていました。
そこで見つけたのがArduinoIDEとESP32です。
ESP32にI2CのI/Oデバイスを接続して汎用装置を試作しました。
ソフトウエアもArduinoIDEとライブラリがあるので簡単です。
性能は十分で現場に投入できましたが、私の業務にはあまり恩恵がなかったのでした。