M5Paparは標準でTTFをそのまま表示させる事ができますが、M5Stackではライブラリを追加する必要があります。
以前いくつか試したのですが、手間がかかったり表示速度が遅かったりして一旦あきらめていました。
今まではイニシャル表示でも問題は無かったのですが、設備メンテナンスに広く使うようになってイニシャルがかぶるようになり、再度日本語表示を検討することにしました。
調べてるうちに見つけたのが「efont_Unicode_Font_Data」です。
これはヘッダファイルに16ビットのビットマップフォントデータを記述しておくという物で、SDカードは不要です。
フォントデータはライブラリ中のヘッダファイルに含まれており、インストール後はサンプルスケッチをすぐにビルドできます。
プログラムサイズが大きくなるので、デフォルトのビルドではプログラムエリア容量が不足します。私の場合はプログラム自体は小さいので「Huge APP」に設定しました。
フォントサイズを一番小さくしても十分読み取れました。
16ドット角のビットマップフォントなので拡大するとギザギザです。
フォントデータはBDFファイルのデータ部分そのままではなく、文字型配列に書き換えて記述されています。簡単に入れ替える事はできませんが、試しに1文字だけ「東雲フォント」の太文字に入れ替えてみました。
東雲フォントのデータはJISコードで、eFONTのヘッダファイルはユニコードで管理されています。
JISコードを調べてテキストエディタで書き換えますが、かなり面倒です。よっぽど読みにくい場合以外は意味がないでしょう。